活動報告

第13回 S70’s 同世代経営者勉強会レポート

1970年代生まれを中心とした経営者勉強会【S70’s】(エスセブンティース)

第13回の今回は、初の試みとして、3名の経営者に同じテーマでお話しいただく「自社ビジョン発表会」を行いました。
【共通テーマはこちら】
1 会社業務紹介
2 10年後20年後のビジョン
3 1年以内に達成すべき数値目標
4 現在の課題とこれに対する取り組み

IMG_0142
株式会社 ディレクターズ
代表取締役 加藤 慶 さん
(サーバーホスティング業)
https://www.directorz.co.jp/
1 会社を渋谷駅前に引っ越し、従業員11名に対し100坪の広大なオフィスを賃借しました。
2 真のベンチャー企業とは、小さい会社ではなく「新しい価値を社会に提供できる」会社だと思います。私の会社を、愛社精神を持ったゼネラリストを育成していくことでどんなことがあってもつぶれない強い会社にしたいと思います。
3 新しい見積・請求管理システムを開発しましたので、これを250社に導入します。
4 営業力が課題です。そのため、広大なスペースを無料で貸し出し、HP業者など、これまで喫茶店等で仕事をしていた方々を当社のスペースに呼び込み、契約につなげる取り組みを始めました。

IMG_0154
株式会社アスプロス
代表取締役 西田絢子 さん
(プロジェクトマネジメント業)
http://www.aspros.co.jp/
1 中小企業から大企業まで、製造業を応援すべく、プロジェクトの計画からいつまでに何をどうすべきかまでプロジェクトをマネジメントして差し上げます。
2 プロジェクトマネジメントの認知度を高め、経営を伸ばします。
3 3人で1億円の売上を上げます。
4 クライアントから「社長が担当してくれるんだよね」と言われ、自分が営業もデリバリーも一手に引き受けなければならないのが現状です。良い人材をどのように確保するかについても常に頭を悩ませています。

IMG_0157
置田運輸株式会社
取締役統括部長 置田 圭三 さん
(運輸業)
http://okita-unyu.com/index.html
1 従業員100人強の運輸業です。これまでは主要取引先4社で8割程度の売上がありました。しかし震災で全ての仕事が止まるという経験をし、取引先を増やし、特定の顧客に頼らない体勢をとらなければならないと痛感しました。
2 運輸業は、若者の車離れや中型免許問題でドライバーが集まりにくくなること、後継者不足などの問題があり、逆に当社にとってはチャンスと捉えています。顧客を増やし、地域との関わりを持ち、物流で皆さんをつなげる企業にしたいです。
3 売上を10億円まで回復させます。
4 経営理念がいままで一切なかったのが課題です。震災のような非常事態時に、会社がどの方向に進むべきかが明らかとなる経営理念の策定を急ぎます。

IMG_0158
今回もたくさんの経営者にお集まりいただき、スピーカーからオーディエンスに意見を求めるなど多くの双方向での刺激が飛び交いました。
皆さんから「改めて刺激を受けた」という言葉を頂き、主催者としては嬉しい限りです。
珍しく3次会まで盛り上がりました。

【次回予告】
第14回【S70’s】同世代経営者勉強会
日時:3月19日(火) 午後6時30分スタート
場所:コートホテル新横浜
横浜市港北区新横浜2-13-1
TEL:045-471-0505
http://www.courthotels.co.jp/yokohama/access.html
スピーカー:日本メディカルネットコミュニケーションズ株式会社
代表取締役 平川 裕司
http://www.japan-medic.com/index.htm
テーマ:「今あえて上場。その最大のメリットとは・・・(仮題)」
創業わずか10年で上場を果たした平川さんに、なぜ上場を目指したのか、上場のコストや苦労、そして、上場前の想像と、実際に上場して見えた景色とのの違いなど、刺激的で興味深いお話をしていただきます。

第12回【S70’s】経営者勉強会レポート

私がJMCの渡辺社長と共に、「成長のための刺激は金を払ってでも得るべきだ」という考えの下に企画した同世代経営者勉強会【S70’s】(エス・セブンティーズ)

第12回目の今回は、
株式会社プラチナム代表取締役の
吉柳さおりさんに
「今や広告だけでは消費は動かない。 人を動かす戦略的PRとは?」
というテーマでお話しいただきました。

IMG_0120

前半では、情報量が大幅に増加する反面、商品ライフサイクルが短期化している現在、広告分野でなくPRという分野に目をつけたきっかけとともに、消費も広告ではなく誰が発信する情報かを峻別していることを勘案し、いかにメディアが喜ぶ付加価値をつけた情報を作り、提供するかというところにPR分野の肝があるというお話をいただきました。

後半では、ベンチャー企業に就職するという決断から、体調を崩しながらも数千社に営業をかけた話など、短期間で上場を果たすまでの苦労話や工夫をお聞かせいただきました。

今回も多くの経営者に参加いただきました。

IMG_0123

皆さん同世代社長のお話に刺激を受けられたのではないでしょうか。

  • 小池正行 (株式会社アライズ代表取締役)

  • 南恭宏 (有限会社エムテックエンジニアリング代表取締役)

  • 松本吉博 (HAPTIC WORKS 建築デザイン事務所代表)

  • 後藤隆典 (株式会社春芳茶園代表取締役)

  • 三浦誠 (三浦誠税理士事務所代表)

  • 鈴木雅人 (鈴木経営税理士事務所代表)

第11回 【S70’s】 経営者勉強会レポート

私がJMCの渡辺社長と共に、「成長のための刺激は金を払ってでも得るべきだ」という考えの下に企画した同世代経営者勉強会【S70’s】(エス・セブンティーズ)

第11回目の今回は、
博誠会グループ理事長で歯科医師の久世哲也先生にお願いし、
「日本人と広告戦略~自己PRのチャンスを逃すな」と題して、今日競争が激しいと言われる歯科業界において積極的に広告を活用するメリットについてお話しいただきました。
120906_200441
久世歯科では歯科単体では初の全国ネットテレビCMやラッピングバスなど大がかりな広告を展開したり、独特のデザインの巨大野立て看板など、大胆な広告手法が多く見られ、これが自院のブランド化、地域への浸透、スタッフの有名医院であるという意識付けからのサービス向上などにつながっていくとのことでした。

テレビCMやラッピングバスにどのくらいの広告費がかかるのかに至るまで、かなり突っ込んだ具体的な話を聞くことができ、皆さん刺激を受けながら聞き入っていました。
120906_185416
この会も回を追うごとに参加者が増え、今回は約50人。
営業目的の会とは一線を画し、純粋に刺激を与え合うコンセプトに賛同してくれた若い経営者が集う、本当に気持ちのいい会になりました。

【次回予告】
日時:2012年11月6日(火) 午後6時30分スタート
場所:T’s渋谷フラッグ
東京都渋谷区宇田川町33-6 Shibuya Flag 7F・8F
http://www.tsrental.jp/location/shibuya/access.html
テーマ:「今や広告だけでは消費は動かない。
人を動かす戦略的PRとは?」
スピーカー:吉柳さおり(株式会社プラチナム代表取締役)
http://platinuminc.jp/
吉柳社長は、学生時代から起業し、広告でもない広報でもない
PRという分野を開拓し、大手企業を中心にその重要性を認知
させていき、昨年には上場を果たすまでに会社は成長しました。
PRという新分野のお話に加え、企業急成長の工夫と苦労なども
交えて刺激的なお話をいただきたいと思います。

  • 雨宮英俊 (株式会社HEARTS 代表取締役社長)

  • 小林和登 (有限会社東京フラワーセレモニー 専務取締役)

  • 田中真二 (有限会社メモリアル・ハート 専務取締役)

  • 酒井仁 (株式会社高砂エアテック 代表取締役)

  • 渋谷薫 (有限会社シブヤ 専務取締役)

  • 岩井康哲

  • 小関亮太 (株式会社スリーエス 代表取締役社長)

  • 芝田弘美 (プリズムゲート株式会社 代表取締役)

  • 別府融 (株式会社竹葉亭 取締役)

  • 吉益敬容 (有限会社人形町志のだ寿司 取締役社長)

  • 橋本亮介 (ハロー株式会社 代表取締役)

  • 斉藤たつや (横浜市会議員)

  • 佐藤慶 (INTEGRAL DESIGN OFFICE ArtDirector)

  • 飯山辰之介 (日経BP社 記者)

第10回 【S70’s】 経営者勉強会レポート

同世代の経営者で刺激し合い、高めあっていこうというコンセプトで始めた【S70’s】も、6月8日の開催で節目の10回目を迎えました。

今回は、
ブックオフコーポレーション株式会社取締役執行役員
堀内康隆さん
にスピーカーをお願いし、
『従業員の育成・モチベーション維持向上~声かけの力』
というテーマでお話をしていただきました。

m_IMG_0095222

今回も多くの経営者にご出席いただき、急遽広い場所に会場を変更しましたが、それでも満員でした。
ありがとうございます。

m_IMG_0097222

女性は男性からバラの花束を贈られるより、メールにすぐ返事をくれる方がモチベーションが上がるという話から始まり、
東証1部上場企業の
人財(人材)育成システム、
社内親子制度、
ちょっと大きな仕事を与えてモチベーションを上げ、失敗経験もさせてフォローすることによってまたモチベーションを上げて、
自分を主語にする話は逆にモチベーションを下げる、
納期を伝えてないのに、「まだできてないの」と叱る過ち
など、今回もとても刺激的なお話を聞くことができました。

参加していただいた皆様も、すごく刺激を受け、目を輝かせながら家路につかれました。

次回予告です。
日時:9月6日(木)午後6時30分開始
テーマ:日本人と広告戦略~恥ずかしがらず、自己PRの重要性
スピーカー:久世哲也(歯科医師・医療法人社団博誠会理事長)
フジテレビ系列全国ネットゴールデンタイムに歯科業界で初めてテレビCMを流したり、ラッピングバスを展開する久世先生の広告に対する考え方やコツ、裏話などをうかがっていきます。
刺激的な興味深い会になりますので、是非ご参加ください。

  • 高澤宏司 (株式会社高沢食品・常務取締役)

  • 宮内悠 (株式会社日本橋鮒佐・専務取締役)

  • 武藤康浩 (有限会社協立)

  • 籠波紀雄 (株式会社FRS・社長室課長)

  • 田村忍 (有限会社インテリアみやうち・代表取締役)

第9回 【S70’s】 経営者勉強会レポート

月20日、第9回【S70’s】同世代経営者勉強会を開催しました。
過去最多の35名の経営者の皆様にお集まりいただきました。

今回は、ゲストスピーカーとしまして
株式会社シティコミュニケーションズ代表取締役の三田大明氏をお招きし、
「KEEP CHALLENGING ~絶ゆまざる挑戦」
と題しまして、会社を数年で売上550億円、経常利益10億円にまで成長させた工夫と苦労についてお話しいただきました。

m_IMG_00642

 

値下げをせずにモノを売るには、売る人の熱意とホスピタリティ、「人モノ金」ではなく「人人人」であるというお話にとても説得力がありました。
また、出迎えていただいた社員さん全員が、笑顔ではきはきと挨拶をされていたのが印象的でした。
社員に任せることを人を育てる柱とし、「あいさつ」と「ありがとう」だけは自然と口にするよう教育されているとのことでした。

社長の熱い語りに、皆さん熱心に聞き入り、多くの刺激を受けていました。

IMG_00682.jpg

次回予告】
第10回 S70’s
日時:平成24年6月8日 金曜日 午後6時開始
場所:JMC本社
http://www.jmc-rp.co.jp/company/company04.html
テーマ:従業員の育成・モチベーション維持向上
スピーカー:堀内康隆
(ブックオフコーポレーション株式会社取締役執行役員)

  • 源剛 (CYP株式会社 代表取締役社長)

  • 相樂卓宏 (千株式会社 営業本部リーダー)

  • 鵜川陽 (東京海上日動あんしん生命保険株式会社 横浜支社)

  • 今井博康 (有限会社アトリエアイズ代表取締役 一級建築士)

第8回 【S70’s】 経営者勉強会レポート

2月1日、第8回【S70’s】同世代経営者勉強会を開催しました。
毎回のディスカッションの内容が充実してきたからか、新しい参加者が着実に増え、今回も大盛況でした。

今回は、えんなり株式会社代表取締役 下出裕典さんにお願いし、
「優秀な人材を獲得しよう!~従業員、どんな基準で採用してますか?」と題して従業員の採用についてお話しいただきました。

0012

とても興味深いお話しで、参加者が各自メモをとりながら拝聴しました。

・育たない人材はいくら時間をかけても無駄
・縁故採用は確率が高い
・経験者にこだわらない。仕事ができない経験者より、仕事ができる未経験者を。
・何でも求めず、求める適性を明確にする。努力で伸びる分野より、伸ばせない分野の適性を重視する。
・面接では将来より過去の話を聞く
・相手の志望動機をきくより自社の志向と企業価値観を説明する

など、参考になるのではないでしょうか。

【次回予告】
日時:平成24年4月20日 午後6時30分~
テーマ:「KEEP CHALLENGING ~絶ゆまざる挑戦」
会社を数年で売上550億円、経常利益10億円にまで急成長させた工夫と苦労について
同世代の経営者のお話をおうかがいできたらと考えております。
ゲストスピーカー:三田大明(株式会社シティーコミュニケーションズ代表取締役)
会場:株式会社シティーコミュニケーションズ本社(横浜駅西口)
横浜市神奈川区鶴屋町3-33-8 アサヒビルジング3F
TEL:045-290-1790
http://www.city-s.co.jp/official/profile.html

第7回【S70’s】 経営者勉強会レポート

12月7日、第7回【S70’s】同世代経営者勉強会を開催しました。
おかげさまで、今回は過去最高の24名の経営者にお集まり頂きました。

今回のテーマは
「100年企業を育むために~円滑な事業承継」
として、
私、弁護士三谷淳
と、横浜会計の菅野忠税理士をスピーカーとして事業承継にまつわる様々な問題についてディスカッションをしました。

《第1部》では実際に事業承継した経営者の経験談、承継を予定している経営者の心配事などを意見交換しました。
皆さん、先代からの従業員との関係には頭を悩ませたようで、話し合い派、一歩引く派、追い出し派などいろいろな意見が出ました。
代替わりによる取引先の維持についての不安は少ないようでしたが、業績の良い会社ほど、相続時の納税について不安を感じているようでした。
「会長」職を取り入れることについての賛否についても意見が分かれました。

《第2部》では、私、弁護士三谷淳が事業承継にまつわる法律上の留意点について解説をしました。
ともあれ、後継者が決まったら株を集中させること、そのためにも必ず遺言は用意しておくこと、遺留分などに留意し、株を取得しない相続人が不満を持たないような手立てを講じておくことがポイントです。
また、資産は遺言で相続人を指定できますが、債務はそれができないので注意が必要です。

《第3部》では、菅野忠税理士に事業承継にまつわる税務について解説してもらいました。
同族会社の株式は、特別な評価方法が採用され、相続税の支払いに苦労するケースがあります。相続税は現金で支払うのが原則ですが、資産が株式しかないようなケースでは、資産はあっても資金がないという事態に陥りかねません。
まずは、今相続が発生したらどの位の現金が必要なのかをシミュレーションし、現金が足りないようなら固定資産を流動化しておく必要があります。
不動産購入や養子縁組による節税や、役員退職慰労金や代表者貸付についての解説もありました。

【次回予告】
日時:平成24年2月1日 午後6時30分~
テーマ:従業員、どんな基準で採用してますか?
コーディネーター:下出裕典(えんなり株式会社 代表取締役)
会場:JMC本社(新横浜)
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目5-5 住友不動産新横浜ビル1F
045-477-5757
http://www.jmc-rp.co.jp/company/company04.html

【次々回予告】
日時:平成24年4月20日 午後6時30分~
テーマ:詳細は追ってご連絡します。
会社を売上550億円、経常利益10億円にまで急成長させた工夫と苦労について
同世代の経営者のお話をおうかがいできたらと考えております。
ゲストスピーカー:三田大明(株式会社シティーコミュニケーションズ代表取締役)
会場:株式会社シティーコミュニケーションズ本社(横浜駅西口)
横浜市神奈川区鶴屋町3-33-8 アサヒビルジング3F
TEL:045-290-1790
http://www.city-s.co.jp/official/profile.html

第5回【S70’s】 経営者勉強会 レポート

7月29日、第5回【S70’s】若手経営者勉強会を開催しました。
会場は、新横浜駅前に引っ越したばっかりの株式会社ジェイエムシー本社。すごく堂々とした本社基地に感動しました。

さて、今回は「モノ作りこそ、富の源泉」と題して、
渡邊大知さん
(株式会社ジェイエムシー代表取締役)
E59BB32
http://www.jmc-rp.co.jp/

大坪正人さん
(株式会社由紀精密常務取締役)
masato5B15D
http://www.yukiseimitsu.co.jp/index.html
にスピーカーをお願いしました。

モノ作りの現場のイメージは「3K」など悪く思われがちですが、実はやり方によって利益を生み出す方法があるということで、昨今の不況をものともせず業績を伸ばすお二人の会社の話は非常に参考になりました。
共通していたのは、
・自社の強みを追求し、他社との差別化を徹底すること
・ホームページのSEOやtwitter、facebookを活用して顧客を開拓し、顧客を増やすことによって取引先の集中によるリスクを軽減させていること
・展示会などのイベントに積極的に参加していること
・マスコミ媒体を上手に利用していること
といったことでした。

 

19名の方々に参加いただき、会議室は満員。
なお、次回、次々会の予定は以下の通りです。
【次回予告】
10月7日(金)午後7時より
みなとみらい「パンパシフィックホテル」にて
三谷総合法律事務所設立5周年記念パーティー
ご都合のつく方は是非ご参加下さい。
【次々会予告】
12月7日(水)午後6時30分より
新横浜 株式会社ジェイエムシー本社にて
テーマ 『企業の承継、世代交代~経営上、法律上、税務上の留意点』

  • 下出裕典 (えんなり株式会社 代表取締役)

  • 宮本健一 (株式会社経済界 情報部課長、横浜経済界倶楽部事務局長)

  • 山口英則 (有限会社山口物産 代表取締役)

  • 勝田貴之 (株式会社三昌マネジメント 取締役新規事業推進室長)

第4回【S70’s】 経営者勉強会 レポート

6月7日、ブイキューブ本社にて、第4回【S70’s】若手経営者勉強会を開催しました。

今回は、ブイキューブ間下直晃社長に「企業成長に必要な資金の調達について」というテーマでお話しを頂きました。
学生時代に起業した間下社長は、33歳となる現在までの10年余りで会社を従業員190人、資本金4億8000万円の規模に成長させました。
特徴的なのは、商品開発に必要な資金を銀行融資に頼らず、積極的に出資を募っているところです。銀行借入と増資による資金調達が半々とのことでした。
4
さすが自信満々のプレゼンには迫力があります。
皆さんの関心も高く、過去最高の出席率でした。

第3回【S70’s】 経営者勉強会 レポート

4月8日午後7時より、ISO横浜にて第3回【S70’s】を開催しました。
震災により開催が危ぶまれましたが、震災後のこんな時期だからこそ集まろうということで、多くの方にご参加頂きました。

急遽テーマを変更し
震災、原発事故とこれからの日本経済
~我々世代の果たすべき役割は?

ということで、ディスカッションしました。

ph_W_mitani5B15D
弁護士 三谷淳(三谷総合法律事務所代表弁護士)
http://www.mitani-law.com/

今回の地震で最初の感情は国家に対する「強い怒り」でした。国民が安心、安心して生活するという国家としての最低限のサービスが提供されてないではないかと。
次に来た感情が、自分たちも国家の一部であるという「強い当事者意識」でした。国家がこのような危機的状況に陥ったのは自分たちのせいであると。これまで原子力政策に無関心で、ただただ原子力の恩恵にあずかっていたのが自分たちであるということです。
そして、今ある感情は、これからの日本は自分たちの世代が作っていくという「強い決意」です。元々極限まで借金をしていた国が、壊滅的なダメージを受けた。これから我々世代は必死に稼ぎまくって、それを必死に納税しまくって、国の借金を返していくしかないのでしょう。

そこまで考えて、では自分のやるべきことは何か。多額の義援金など出せませんから、これまで2週間で
避難所へ出向き、出張法律相談
事務所で電話、メールによる震災無料法律相談
横浜弁護士会での被災者ホットラインなどに取り組んでいます。また、東京電力の責任をどのように追及していくべきかということで、
計画停電に伴う損害賠償請求

について、法律構成などを研究しているところです。

—————————————
大坪正人
株式会社由紀精密常務取締役
http://www.yukiseimitsu.co.jp/index.html
(精密部品加工)
計画停電の工場への影響がNHKのクローズアップ現代で取り上げられましたが、実際は様々な工夫により、ほとんど影響なく操業しています。計画停電をきっかけに、社員のモチベーションが上がったというのが正直なところです。
節電に対する正しい知識が必要です。ピーク時の消費電力を抑えるのが目的ですから、深夜などに明かりを消して節電しても意味がありません。当社では、深夜に工場を稼働させることにより、計画停電を乗り切りました。ただ、労働基準法のしばりを何とかして欲しいです。
電気自動車も、電力不足だと活躍できないという話もありますが、実際は夜間の電気で充電することができるので、非常に有効な乗り物です。
電気は効率よく貯めることができないというのが大きな課題です。また、原子力は非常に単価当たりの発電効率が良く、これに代わる発電システムというとなかなか難しい。位置エネルギーによる発電、あるいは地熱(マグマ熱)による発電などを研究しています。

—————————————
石原誠司
株式会社石原工務店代表取締役
http://isikou.co.jp/index.html
地震により資材が止まり、建築はいったんストップした感があります。
震災をきっかけに、顧客をまわり、無料耐震診断などをしており、非常に喜ばれて、別の達成感があります。
また、太陽光発電などの展示会を積極的に行っています。展示会では、非常に少数ですが、こんな時期に展示会などを行うのは不謹慎だというような意見があるようです。しかし、過度な自粛は経済的にマイナスで良くないと思います。

—————————————
IMG_3558
間下直晃
株式会社ブイキューブ代表取締役社長
http://www.vcube.co.jp/
現在は、テレビ会議システムを主力商品としています。
震災で電話回線はパンクしましたが、インターネット環境は問題なく作動しており、ネットの威力を発揮しました。
ボランティアということで、被災地向けにテレビ会議システムを無償提供しており、安否確認や被災者のメンタルケア、被災状況の遠隔地からの確認などに役立ててもらっています。
地震後は従業員を自宅待機にさせた会社もありますが、当社は元々システムが整っているので、在宅勤務の形をとることにより、業務自体は止めていません。
無駄な移動を減らすことによりコストやリスクを減らすことを顧客に理解してもらういい機会で、売上げを伸ばすチャンスと捉えています。

—————————————
初参加ご挨拶
IMG_3557
小川巧祐
小川保険事務所
車の整備の仕事から、三井住友海上の保険の学校に通い、代理店として独立しました。今後ともよろしくお願い致します。

—————————————

 

  • 小川巧祐 (小川保険事務所)