向上するための「刺激」だけをコンセプトに開催させていただいております同世代経営者勉強会、【Ｓ７０’ｓ】

２７回目の今回は、「社員が辞めない会社」というテーマで、素晴らしい経営をされている３人の経営者にお話しいただきました。
採用にかかるコスト・時間、社員教育にかかるコスト・時間はバカにならず、各社にとって社員の定着率を上げるという取組は共通の課題だと思います。

フジコン株式会社　代表取締役　大島右京さん

大島さんの会社では素晴らしい福利厚生を実現した結果、ベテラン社員を中心にぬるま湯の体質が浸透してしまい、逆に若手社員がやる気を失ってしまって辞めてしまったというお話が印象的でした。
そこで、しっかりとした会社の将来ビジョンを打ち立て、若い社員に希望を与える社風を作り上げた結果、社員が定着する会社になったとのことでした。

置田運輸株式会社　代表取締役　置田圭三さん

置田さんの会社では、従業員の紹介による採用、当初のフィーリングを大切にした採用を重視しているとのことでした。
また、ドライバーさんの希望するかっこいいトラックを用意することが男社会では効いてくるのだそうです。

みらくる歯科クリニック　医院長　高橋洋平さん

女性ばかりの職場に一人男性社長ということで、女性に対して相当気をつかっているというお話がありました。
対等に、信じて任せる、個性を大切にする、ありがとうを忘れずに、だめなところを見せるなど、本当に気遣いの人だなぁと感動させられました。
お話も上手で、絶えず笑いがおきてましたね。

歴史、規模、創業・承継など様々な３社でしたが、社員を大切にすること、採用活動を大切にすること、感謝を忘れないことなど根底に流れる部分は普遍的なのだと再認識できました。

今回も５０人を超える刺激的な経営者の皆様にご参加いただきました。
ありがとうございました。

平成27年3月9日開催 、第26回【S70’s】でお話しさせていただきました「伸びてる会社の共通点」。

これまで【S70’s】で出会った延べ700人以上の経営者仲間や、私が顧問弁護士を務めさせていただいている会社のトップ、盛和塾や同友会で共に学ぶ先輩経営者など、素晴らしい会社のトップにはわかりやすい共通点があります。

これに未来創造弁護士法人の取り組みを交えながらお話しさせていただきました。

当日参加できなかった仲間にも当日の様子をお伝えしたく、編集した動画をアップしました。

少々長いですが、三谷の魂込めた話をお時間ございます時に是非どうぞ。

その1

その2

その3

その4

向上するための「刺激」だけをコンセプトに開催させていただいております同世代経営者勉強会、【Ｓ７０’ｓ】

２６回目の今回は、『伸びてる会社の共通点』というテーマで、私三谷が拙いお話をさせていただきました。

私利私欲にまみれた恥ずかしい時代から、きっかけをいただき、ご縁をいただき、従業員の幸せを経営理念に落とし込むまでの取組などを交えて、素晴らしい経営者の共通点を順番にお話しました。

自分自身、このような話をする資格があるのか葛藤し、自問自答しながら準備して参りましたが、終了後に「刺さった」「良かった」「反省した」「スイッチが入った」などのコメントをいただき、少しホッとしております。

今日のお話のいくつかをご紹介しますね。
・でかい目標を立てて、全従業員と常に共有する
・私利私欲でない。経営者がいい暮らしをするために従業員が全力を出すわけがない。
・採用活動は新人を選ぶ場でなく、自分の会社を選んでもらう場
・他人のせいから自分のせいに切り替わると景色が変わる
・業界の常識を疑う
・素直、謙虚
・知っているとやっているは大きく違う
・本気で伸びたいと思っている

せっかく７０名もの経営者にお集まりいただきましたので、ホームページのカバーを飾る記念写真を撮影させていただきました。

今後もお互い刺激し合い、高め合っていきたいです。
仲間に感謝！ご縁に感謝！

向上するための「刺激」だけをコンセプトに開催させていただいております同世代経営者勉強会、【Ｓ７０’ｓ】

２５回目の今回は、『付加価値とは何か』というテーマで、３人のスピーカーに縦、横、斜めの方向から企業にとっての永遠のテーマ”付加価値”についてお話しいただきました。

まず最初にお詫びしなければならないのは、あまりにも皆さんのお話が素晴らしすぎて、１回で３人にお話しいただくのはもったいな過ぎたということです。
３回に分けてお話しいただくべきでした。

キャラクタービジネスで圧倒的な成功を収められている
株式会社ポケモン執行役員の宇都宮崇人さん

一般的にアニメは華やかなようで、収益構造は実は簡単ではないというお話しからはじまり、ポケモンも最初はゲーム、そしてトレーディングカードが利益の源泉となっているという話が興味深かったです。
トレーディングカードは「紙に印刷したカード」というところに「付加価値」があるのですね。
世界で売るための翻訳に対する工夫、儲からないアニメコンテンツをどのように利用するか、ライセンスを発行することによりさらにブランドを高める場合と、逆に価値を消費し疲弊してしまう場合との見分け方など、他では聞くことができない素晴らしいお話しでした。

切削加工部品工場から、航空機分野、宇宙衛星分野に進出して業績を飛躍的に伸ばしている株式会社由紀精密代表取締役の大坪正人さん

自分たちの強みが商品品質であるというアンケート結果を基に、高品質を付加価値として売れる航空分野にアタックをかけられました。
航空分野は参入障壁が極めて高い反面、航空機を製造できるメーカーが世界に限られている上、一度航空機を作ると何十年もメンテナンスが必要なため、メーカーは部品工場をつぶすことができず、数十年スパンでの安定経営に寄与するということでした。
また、人工衛星を企画から関わるという発想も驚きですが、地球のために宇宙のゴミを清掃するというロマンあふれる考えに、皆さん感嘆しておられました。

そして、今をときめく３Ｄプリンター部門で目を見張る業績を上げる株式会社ＪＭＣの取締役ＣＦＯの上杉北斗さん

付加価値というと漠然とビッグワードになってしまっているけど、実は「具体的で」「面倒くさいから他ではやらない」「手間がかかる」「だけど誰にでも簡単にできること」だということを、【１ミリの大河】という言葉を使ってプレゼンいただきました。
３６５日稼働させるとか、１時間以内の見積もりをコミットすることで、相見積もりを取られなく仕組みなど、とても分かりやすく、どの会社にも参考になるお話しでした。

今回も４０名を超える同世代経営者にお集まりいただき、会場は熱気むんむん（死語？）
大幅に時間をオーバーし、懇親会でも活発な質疑応答の応酬でした。

２４回目の今回は、自社ビジョン発表会第４弾ということで、
経営者であれば皆さん考えなければならない以下の恒例、共通テーマでお話しをいただきました。
テーマ：（各回各社共通テーマ）
１　会社業務紹介
２　１０年後２０年後のビジョン
３　１年以内に達成すべき数値目標
４　現在の課題とこれに対する取り組み
５　同世代経営者に聞いてみたいこと

☆渋谷薫（（有）シブヤ　専務取締役）
「脱・さんちゃん町工場」～加工業から製造業へ
設計図通りの加工は誰でも出来てつまらない、という言葉が響きました。
家族経営からどう脱皮していくかというテーマに取り組まれています。

☆藤田勝寛（㈱あかつき不動産サービス　代表取締役　不動産鑑定士）
「あかつ期（創業期）から駆け抜けた5年と、その先の10年」
～顧客の身近なコンサルタントを目指して
渋谷さんと同じで、エンドユーザーとつながり、感謝されるのが楽しいという思いが伝わってきました。
人を採用するという課題も共通していましたね。

☆鈴木豪一郎（不動産クリニック　㈱常盤不動産　代表取締役）
「心のコントロール」～自分の心のツボを刺激する
「自分の中に夢や目標はない。実現確実な計画があるだけだ。」という思いが刺さりました。
どうやって自分の会社に合う人材を採用するか、というテーマは改めて会で取り上げたいですね。

お三方、本当にありがとうございました。