第30回 徹底ディスカッションシリーズ vol.1

向上するための「刺激」だけをコンセプトに開催させていただいております同世代経営者勉強会、【S70’s】

本日は、ヤマテック株式会社 代表取締役社長の山下隆盛さんにスピーカーをお願いし、初の試みとして3つのテーマで参加者全員参加のディスカッションを行いました。

最初に山下さんのこれまでの生き様や、事業紹介、これまでの業績をはじめ、家族経営ならではの難しさ、新規事業立ち上げの難しさ、社長の役割についてお話しいただきました。

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その後のディスカッション

テーマ1 「金が先か、人が先か」
規模の小さい会社では、「人を増やすのは、もう少し売上が増えてから」と考えがちです。
しかし、伸びてる会社、大きくなった会社では、「まず、どうなりたいか」→「そのために人が何人必要か」→「採用」→「どうなりたいをそうなったにするために何をすれば良いかを必死に考える」というサイクルで、やりたいから人を採用するということを先行させている点、共通しているように感じました。

テーマ2 「部下への任せ方」
会場からは、任せきれず社長が抱え込んでしまうパターン、丸投げして失敗するパターン、部下から「任せたなら口出しするな」と言われるパターン、任せるとクオリティが下がり客からクレームが来るパターンといろいろな悩みが出ました。
部下に任せられるようになるためには、部下の成長が不可欠で、いかに育てるかと表裏一体ですね。

テーマ3 「新規事業の見つけ方」
どのようなステージにいる会社でも新規事業は不可避ですが、親から承継した経営者や、同業から独立した経営者には本当の意味での新規立ち上げの経験がありません。
新規事業の見つけ方は、
「異業種との会話」
「お客さんとの会話」
「自社内での観察による内製化」
「統計とマーケティング」
という大きく4つのパターンがあるようです。
現在の強みの軸足からぶらさない「飛び石を打たない」こと、同業者との会話からはヒントが少ないことは、皆さんの共通認識でした。

今回も多くの経営者さんにご参加いただき、ありがとうございました。

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  • 志田真人 (株式会社YKM 専務取締役)

  • 西浦正和 (グッディーズデザイン代表)

  • 水元清 (アンジニー株式会社 代表取締役)