12月7日、第7回【S70’s】同世代経営者勉強会を開催しました。
おかげさまで、今回は過去最高の24名の経営者にお集まり頂きました。
今回のテーマは
「100年企業を育むために~円滑な事業承継」
として、
私、弁護士三谷淳
と、横浜会計の菅野忠税理士をスピーカーとして事業承継にまつわる様々な問題についてディスカッションをしました。
《第1部》では実際に事業承継した経営者の経験談、承継を予定している経営者の心配事などを意見交換しました。
皆さん、先代からの従業員との関係には頭を悩ませたようで、話し合い派、一歩引く派、追い出し派などいろいろな意見が出ました。
代替わりによる取引先の維持についての不安は少ないようでしたが、業績の良い会社ほど、相続時の納税について不安を感じているようでした。
「会長」職を取り入れることについての賛否についても意見が分かれました。
《第2部》では、私、弁護士三谷淳が事業承継にまつわる法律上の留意点について解説をしました。
ともあれ、後継者が決まったら株を集中させること、そのためにも必ず遺言は用意しておくこと、遺留分などに留意し、株を取得しない相続人が不満を持たないような手立てを講じておくことがポイントです。
また、資産は遺言で相続人を指定できますが、債務はそれができないので注意が必要です。
《第3部》では、菅野忠税理士に事業承継にまつわる税務について解説してもらいました。
同族会社の株式は、特別な評価方法が採用され、相続税の支払いに苦労するケースがあります。相続税は現金で支払うのが原則ですが、資産が株式しかないようなケースでは、資産はあっても資金がないという事態に陥りかねません。
まずは、今相続が発生したらどの位の現金が必要なのかをシミュレーションし、現金が足りないようなら固定資産を流動化しておく必要があります。
不動産購入や養子縁組による節税や、役員退職慰労金や代表者貸付についての解説もありました。
【次回予告】
日時:平成24年2月1日 午後6時30分~
テーマ:従業員、どんな基準で採用してますか?
コーディネーター:下出裕典(えんなり株式会社 代表取締役)
会場:JMC本社(新横浜)
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目5-5 住友不動産新横浜ビル1F
045-477-5757
http://www.jmc-rp.co.jp/company/company04.html
【次々回予告】
日時:平成24年4月20日 午後6時30分~
テーマ:詳細は追ってご連絡します。
会社を売上550億円、経常利益10億円にまで急成長させた工夫と苦労について
同世代の経営者のお話をおうかがいできたらと考えております。
ゲストスピーカー:三田大明(株式会社シティーコミュニケーションズ代表取締役)
会場:株式会社シティーコミュニケーションズ本社(横浜駅西口)
横浜市神奈川区鶴屋町3-33-8 アサヒビルジング3F
TEL:045-290-1790
http://www.city-s.co.jp/official/profile.html
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内藤 祐一 (有限会社精浜サービス 代表取締役)
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郷純一 (有限会社郷製作所 代表取締役)
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石田知行 (石田行政法務事務所 行政書士)