第35回 「伝統とは何か」~変えてはいけないことと、変えなければいけないこと

今回のテーマは「伝統」です。
どの業種、どの会社であっても伝統は守りつつ、常に時代のニーズに合わせた革新を続けていることが必要かと思います。
今回のは、日本の代表的な伝統業種である佃煮、着物、能楽という3つの分野で活躍するお三方に登壇いただき、伝統を守る上で変えてはいけないことと変えなければいけないことについてお話いただきました。

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高澤宏司さん(株式会社高沢食品 代表取締役 佃煮生産販売)
食の世界は流行り廃りが速いので、流行は追わない。設備投資、大手の追随、消費者の飽きで失敗するとのことでした。
一方で、健康志向、減塩といった時代の流れは良く見極めて外れないようにすることが大切だという言葉が印象的でした。

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上達功さん(株式会社丸上 代表取締役 着物卸)
10年間で業界規模が半分になっていながら自社の経営を伸ばし、東京でナンバーワンの会社に成長しているリーダーの姿に刺激を受けました。
エンドユーザーを喜ばせるしかないという王道がなかなか業界では通用しないこと、そして別業界から飛び込んだ上達さんだからそのような客観的な視点を経営に行かせているのだなぁと思いました。

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塩津圭介さん(能楽師 喜多流シテ方)
700年の歴史がある能楽の世界には「形変じて栄えるよりも、形を守って滅びる方が良い」という世阿弥の言葉があるそうです。
生き残るには変化が必要だという考えが当たり前の世の中で、変化するぐらいなら死んだ方がましだともとれる特殊な業界。
そこで「でも新しいチャレンジは必要だ」と能面のチラシやツイッター解説など斬新な取り組みをする塩津さん。とても31歳の考えと行動力とは思えず、感動しました。

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お三方とも特に、保守的・閉鎖的な業界で新しいチャレンジをしているので周囲から余計な非難や横やりが入るものですが、正しいと思うことを貫く大切さを学ばせていただきました。
ありがとうございました。

  • 鮫島拓郎 (鮫島鋼材株式会社 代表取締役)

  • 染谷光拡 (株式会社信和商会 取締役)

  • 中村武史 (株式会社中村 代表取締役)

  • 那須政美 (株式会社木村鋼材店 代表取締役)

  • 松本延寿 (松本鋼業株式会社 代表取締役)

  • 水口英敏 (株式会社梶哲商店 常務取締役)

  • 鈴木知博 (DFG JAPAN株式会社 代表取締役)

  • 長谷川満 (合同会社社外人事部長 代表)